アスベストの危険性

10~50年の潜伏期間があるアスベストの危険性

天然にできた鉱物繊維であり、人体に悪影響を与える危険性があるアスベストですが、健康被害をもたらすことがありうる潜伏期間が10~50年にもわたることをご存知でしょうか? 早急に適切な処理を行わなければ、今は健康体だとしても、今後何らかの症状を発症することも大いに考えられるのです。

JPカンファレンスでは、人体に悪影響を与える危険性のあるアスベストの無害化処理を承っています。建造物の解体にともなうアスベスト処理の負担を大幅に削減することで、コスト削減と作業者の安全の両立を実現してきました。今後もアスベストによる健康被害を少しでも少なくすることを目標としています。こちらのページでは、アスベストが及ぼす健康被害についての基礎知識についてご説明します。

アスベストとは?

アスベストとは?

耐火性や防音性、絶縁性など多様な機能を有し、鉄骨材建築物の軽量耐火皮膜材として従来の建造物に多く使用された素材です。アスベスト自体に化学的な有毒性があるわけではありませんが、繊維があまりに細く軽いため、体内に吸い込んでしまった際に肺などの器官にダメージを与えるなどの健康被害が発生しています。

日本では1975年に建築物へのアスベスト利用が原則禁止となりましたが、それまでに建てられた多くの建物には、アスベストが使用されている可能性があります。

アスベストが引き起こす病気

アスベスト被害において、もっとも有名なのが「石綿肺」です。肺の線維化によって呼吸機能の低下が起こり、呼吸困難などの症状が現れるようになります。初期は自覚症状はありませんが、進行とともに咳、痰、また労作時呼吸困難、倦怠感(けんたいかん)、体重減少、さらに安静時にも呼吸困難を起こすようになります。潜伏期間は10~15年ほどです。

また、WHO(世界保健機関)は、アスベストが肺がんや悪性中皮腫の原因になると報告しています。アスベストがどのように作用し肺がんを引き起こすのか、そのメカニズムは解明されていませんが、アスベストを多く曝露した人ほど肺がんになる可能性が高く、相関関係が指摘されているのです。潜伏期間は15~40年ほどとされています。

一方の胃悪性中皮腫は、肺をとりまく胸膜や肝臓、胃を囲んでいる腹膜、心臓とその周辺を覆う心膜などに悪性の腫瘍ができる病気です。 若年層でアスベストを曝露した場合、悪性中皮腫になる可能性が高くなることが知られています。潜伏期間は20~50年です。

明らかである病気発症率の増加

明らかである病気発症率の増加

アスベストによる病気の発症には個人差があり、「どの程度吸えば病気になるのか」を予測することは困難です。病気によっても発症のリスクに差異があり、悪性中皮腫は肺がんに比べるとわずかな量の吸引で発症すると言われています。

アスベストを吸引すれば必ず何かしらの病気が発症するというわけではありませんが、吸引量と発症数に相関関係があることが統計上明らかになっています。